ワールドシャウラのグリップ長って?
先日、ワールドシャウラのグリップの長さについて問い合わせがあったので、手持ちのロッドで計測したグリップ長を記載します。
シマノ一般的なロッドの場合
シマノのロッド表記では、リールの取付方法が二種類あります。
- ダウンロック(グリップ先端部での締め込み)
主にベイトロッド等 - アップロック(グリップ後端部での締め込み)
主にスピニングロッド等
ダウンロックは、リールシートの後ろ部分の長さを表記し、写真の15ルナミス B806MLだと 355mmになります。
アップロックは、リールシート先端の長さを表記し、写りが悪いですが、EXSENCE S900MH/R だと 400mmになっています。
ワールドシャウラ ベイトロッドの場合
ワールドシャウラ全モデルのリールの固定方法は、ダウンロックになりますが、シマノの他のロッドと表記方法が異なります。
※シマノでは表記を、ワールドシャウラは「グリップ長」、EXSENCEなどのロッドは「リールシート位置」と分けています。
ベイトロッドの場合、トリガー後方のワインディングチェック(金色のリング)までの長さになります。
写真の 赤シャウラ ツアーエディション 1753R-5の場合は、278mmになり、Newシャウラ 17114R-2の場合は 305mmになります。
シマノのダウンロック表記「リールシート位置」に換算すると、Newシャウラ 17114R-2 の場合
25mm加算すると、330mmになり、ダウンロックのロッド表記と同じになります。
LUNAMIS B806ML が 350mm なので、Newシャウラ 17114R-2 の 330mmと比べるとワールドシャウラの方がグリップは短いです。
実際に、堤防などでロッドを下げた状態でのトゥイッチングする場面では、LUNAMISのグリップが長く感じて扱いにくい場面がありました。
2020モデル 1832R-2の場合、グリップ長は、312mmなので、25mm加算すると、337mmになります。コルクストレート復活が嬉しいロッドです。
もうショップに予約しました...
ワールドシャウラ スピニングロッドの場合
スピニングロッドの場合は、赤シャウラとNewシャウラで表記が異なり
赤シャウラ 2953R-3 では、リールシートの金色のラインまでがグリップ長になっていて、メーカー公表値の 365mmとなっていました。シマノの他のダウンロックロッドと同じ表記ですね。
Newシャウラでは、リールシートとコルクグリップの境のワインディングチェックまでの長さがグリップ長で、315mmになってます。
新旧ワールドシャウラで、約 10mmの表記違いになり、Newシャウラの方が10mm長くなってます。
シマノのアップロック表記「リールシート位置」に換算すると、Newシャウラ 2833RS-2の場合、60mm加算すると 375mmとなります。
EXSENCE S900MH/Rが 400mm なので、2833RS-2の 375mmと比べるとワールドシャウラの方がグリップは短いですね。
このように、ワールドシャウラのグリップ長は、シマノの他のロッドと表記が異なっていて、カタログスペックで比較できないので、購入時の参考になればと思います。