18 WorldShaula 17114R-2
今更だけど、約2年使用してきた 17114R(セブン・イレブン 4パワー)です。
自分は、発売時に旧レッドのワールドシャウラ 1754R-2から買い替えしました。
買い替えの理由としては、もう少し長さ(たかが 5inch 12.5cm)が欲しかったのと、スーパーレッドの Newワールドシャウラを使って見たかっただけですが...
Googleから 「17114R インプレ」で検索されて、当ブログに来てくれている方が多いので、今回アップしてみました。
スペック
WORLD SHAULA 17114R-2 DCシステマチックスペシャル
夢屋X-SEAT TRIGGER 対応モデル驚異的な飛距離を実現したスーパーロングディスタンスモデル「17113R-2」。
その記録に挑むが如く、3番パワーを凌ぐ遠投能力を備えてパワーアップしたシステマチックプロダクト。
これまでとおりの1/2ozクラスは勿論、DCブレーキと相性の良い重量級のルアーも視野に入れてスペシャルチューン
バットパワーと 追従性能を向上させることで、さらにキャスト速度があがるシーンにおいても爆発的な飛距離をもたらします。 フレッシュウォーターのみならず、サーフキャスティングにおけるジグの遠投など、全ての飛距離が武器になるシーンで高いパフォーマンスを発揮
- 発売: 2018年4月
- 全長: 2.41m(7ft 11in)
- 継数: 2本 (並継)
- 仕舞寸法: 130cm
- 自重: 160g
- 先径/元径: 2.1mm/13.0mm(実測)
- 適合ルアー: 15~80g
- 適合ナイロン: 16~40lb
- 適合PE: MAX4号
- グリップ長: 305mm
- テーパー: R(レギュラーテーパー)
- カーボン含有率: 99.8%
- 定価: 75,500円 → 77,800円(税別 2022年改訂)
- ガイド: 9個 (トップガイド SIC-J、その他は SIC-S)
T‒KGST 7‒2.2
T‒LRVSG 7S(×5)
T‒LRVSG 8S
T‒LRVSG 10S
T‒LRVSG 12S
赤シャウラの 17113R-2を少しマイルドな方向にリファインして、4パワーにアップしたロッドです。
旧 17113R程の高弾性でピーキーな調子ではありませんが、遠投性能に特化したモデルです。
21ワールドシャウラ 1754R-2も発売になりましたが、17114R-2のブランクスは高弾性カーボンを使用している為、1754Rより張りのあるシャープな調子になっているそうです。
スコーピオンから 17113R-2が発売になりましたが、赤シャウラ 17113R-2のブランクスとはまったく異なる設計です。スコーピオンはステンガイドとロッド塗装の為に持ち重りもしますし、ティップセクションにスパイラルXが搭載されていないので、若干ティップが捻じれます。
ガイドシステム
ワールドシャウラ(ベイト)のガイドシステムは、FUJIタックルの最新ダブルフットガイドの LRVガイドが採用されています。
もちろん SIC-Sリング仕様なので、リング内径が少し大きくなっています。
旧シャウラに搭載されている LNガイド(現在は廃盤)に比べ、ガイドフット幅が狭くなっていて、ロッドの曲がりを阻害しないデザインになってます。
ただLRVガイドは、リング口径が 最大 12mmしかありません、 旧LNガイドの様に 16mmのラインナップが無いので、バットガイドが12mm径となり、赤シャウラやスコーピオンの16mm径と比べ 4mmほど小口径になってます。
組合せるリール
- 18アンタレスDCMD XG
もはや、これ一択しか無いでしょう。
だって、DCシステマチックスペシャルだもの...
2018年の発売時に、リールとセットで買い散財しました。
PE2.0が230mほど巻けるので、メタルジグを遠投しても余裕があります。
スペアスプールには、ビッグベイトのキャストも考慮し、PE3.0-160m巻いて使い分けしています。
1/2oz以上のルアーに対しては、抜群に投げやすく、飛距離も出るリールなので、このロッドに合わせるには最強のリールですね。
キャスト性能
ルアーウェイトは、Max80gですが、そこはワールドシャウラ 100gを超えるジョイントベイトもオーバーヘッドで投げられます。
(赤シャウラ17113Rは、高弾性でシビアなので、キャストウェイトには注意してくださいね。)
流石にヘビーロッドなので、18アンタレスDCMDとの組み合わせでは 1/2oz(14g)以下のルアーは投げにくいです。(DCリールも軽めのルアーは苦手ですので...)
14g~100超までのルアーだと、1本でカバーする事も可能です。
このロッドを買うと誰でも試して見るのが、遠投テスト(笑)。
真価を発揮するのは、1oz超えのルアーですね。
硬いロッドの特性を生かして、フルキャストしてもブレないので気持ちよく投げられます。
1ozシンカーだとあまり曲がらないのですが、ロッドにウェイトが乗るようにキャストすると飛距離がでます。
ティップもすぐに収束するので、キャスト初動時のバックラもありません。
メタルバイブやメタルジグなどの空気抵抗の少ないルアーだと、スピニング勢に引けを取りません、メタルバイブ系は、ベイトタックルだと回転しにくいので、スピニングを上回る場合も多々あります。
例えば、30gのメタルジグだと、微風くらいのコンディションだと 90~100m位の飛距離が出せます。
Pモードでダイヤル#1で投げれる物ならかっ飛びます。
ただ、中、大型ミノーなどの空気抵抗があるルアーになると、スピニングの方が飛びます。
夜間の河川で、ビッグベイトを使用する場面でも、7ft 11inのレングスで扱いやすく、18アンタレスDCMDと組み合わせれば、回転しやすいジョイントベイトでも、XBモードの性能と相まって、気持ちよくキャストが出来きます。
ロッドパワー
旧赤シャウラの 1754Rと比較しても、パリッとした硬さと強さが 17114Rにはあります。
Hクラスのバーサタイルロッドとして見た場合には、1754Rのマイルドな操作性が扱いやすかったように感じます。
自分のフィールドでは、日本でも有数な激流釣り場があるので、このロッドパワーは非常に重宝しています。
7ノット(3.5m/秒)以上の激流域で、30g以上ある重ためのルアーを150m以上流しても、ロッドが負けることなく回収できるのと、160gと軽いブランクスのお陰で、非常に疲れにくく体の負担も少ないパワーロッドです。
購入後のテスト釣行にて、激流域で 70cmクラスの青物が掛かったので、ドラグをフルロックして、強引に引っ張り出しましたが余裕で取り込めました。
(掛かっていたフックは全て変形しましたが...)
かなりロッドパワーがあるので、シーバスなどの口の柔らかい魚には、ドラグをガッチリと締めた状態で強引なやり取りをすると、口切れする場合もあり、魚へのダメージが大きくなります。
魚を掛けてない無負荷の状態だと、すごくパキパキの硬調なロッドですが、魚が掛かれば綺麗なレギュラーテーパーのベントカーブで粘り強さが出ます。
ロッドを立てて待っていれば、魚が自然に浮いてきます。
グリップも適度な長さなので、ウェーディング時も邪魔にならず、リーリング時の持ち替えもスムーズにできます。
ソルトシーンでの、対シーバス用途としては、かなりのオーバーパワーだと思います。
その他の選択肢
発売時の、2018年なら選択肢が 17114Rしかなかったのですが...
操作性で言えば、ワールドシャウラで、7ft以上のレングスでは、最もパワーのある 1704Rや、2021年に発売された、幾分マイルドな1754Rなどの選択肢が出てくると思います。
ルアーにアクションを付ける場合は、短いロッドの方がやり易いので、1704Rも有りなのかなぁと思ってます。
また、2021年に発売された 1833RSなんかも 2oz前後のジョイントベイトを使ってのドリフトや、遠投しても使い勝手が良さそうですね。
自分は、今のところ 9ft以上のベイトロッドに関しては、購買欲がそそられないので、ワールドシャウラBGのロングモデルは静観しようと思ってます。
18アンタレスDCMD改造しちゃいました。
ガイドが吹っ飛んだ。
2020/10 追記
娘と釣りに行った際、開始1時間ほどでノットがガイドに当たる違和感から振動が発生し、ルアーだけが飛んで行った。
高切れとも違うし何だったんだろうと思いながら、ガイドにPEラインを通していると、二つガイドが吹っ飛んで、一つのガイドがねじ曲がっていた。
多分、ガイドに糸がらみして解けずガイドが抜け、二個め、三個目とガイドに当たりながらラインブレークしたのではないかと思われます。
強い向かい風だったのでキャスト時にPEラインが流され、ガイドに巻き付いたのかもしれませんね。
ガイド交換とスレッド巻くのであれば自分でも出来るのですが、スレッドのカラーが分からないのと近頃は仕事が忙しいので、今回はシマノに修理に出してみます。
※ガイド修理には、保証書が使えません。
釣果は、シーバスが2匹のみで残念でしたが、娘のサポートに徹して、何度も切られたけど、苦戦しながらハマチ78cmを釣らせる事ができました。結果良しですがフラストレーションの溜まる釣行となりました。
その後、約一ヶ月ほどで修理から帰って来ました。
修理代金は、ガイド3個(900×3個)+修理代(3,000×3カ所)で 11,700円(税別)でした。
再び破損する事があれば、4パワーのロッドだけに、強度的に強そうな KWガイドに交換しようと思ってます。