Rearth SW TPR ウェーダー修理
自分の、冬期用のウェーダーは リアスの『SW TPR ウェイダー FS-0100』です。
2015年に東京に単身赴任していた時に、某釣具店のセールで購入しました。
リアスは、『株式会社モビーディック』のフィッシングギヤ・ブランドになります。
若い頃、ダイビングしていた頃に、モビーズのウェットスーツを愛用していたので、よく知っています。
株式会社モビーディックの製品は作りも良く、アフターフォローもしっかりしていて安心できる宮城県石巻のメーカーです。
症状
昨年の晩秋に、右足部分に靴下が湿る程度に軽く浸水していて気にはなっていたのですが...
昨日のウェーディングで完全に浸水して足首まで水が入り、足が寒くて途中で切り上げました。
翌日、右足に水を溜めて浸水箇所を探して見ると...
ブーツ部分がざっくりと切れてました。磯での使用も多いので、牡蠣殻などで傷を付けていて、傷が広がり浸水したのでしょうね。
修理に使用した道具
- サンドペーパー #400
接着剤の乗りを良くするために使用 - Gクリアボンド
G17ボンドが無かったので代用しました。 - マスキングテープ
接着部分の固定 - ボンディック
紫外線硬化樹脂 表面の防水処理に使用 - UVライト
PROXの四代目根魚権蔵蓄光器(ズームレンズ)です。
修理してみる。
サンドペーパーで擦る。
接着する場所にボンドや樹脂が乗るようにブーツのゴムをサンドペーパー #400で擦ります。
ボンドで接着
裂けた部分をマイナスドライバーで広げて、Gクリアーボンドを塗ります。
5分ほど裂け目を広げたまま乾燥させ、裏表から圧着するように押さえます。
マスキングテープを貼って重しを乗せ、接着箇所が浮き上がらない様にします。
数時間乾燥させ、接着されているかを確認します。
ボンディックで防水加工
今話題の、紫外線硬化プラスチックの『ボンディック』
Gクリアで接着した裂け目に、ボンディックを塗ります。
大きい範囲を塗るのではなく、裂け目を中心に、約1mmほど塗り、付属のUVライトで硬化させます。
照射中に、固まる前の樹脂が発熱しますので気を付けてください。
発熱と言っても、ゴムやプラスチックが解けたりはしないので安心です。
徐々に、範囲を広げながら、UVライト照射を繰り返し、厚塗りしていきます。
最後に、釣り用のUVライト『四代目根魚権蔵』で広い範囲を照射し完全に硬化させます。
ボンディックは、ゴムにも対応していますので大丈夫です。
これで防水加工が完成です。
後は、実際にウェーディングしてみて、水圧に耐えられるかと、浸水しないか実験ですね。
リアスのアフターサービス
リアス(株式会社モビーディック)では、ウェーダーの修理ができます。
ブーツ交換は、17,000円(両足)で、片足だと 8,500円になります。
ピンホールなどの穴埋めで、2,500円です。
(金額は、いずれも税別です。)
過去に、ブーツのソールが剥がれ、ソール交換(両足)をしてもらいました。
修理代の他に、消費税、送料、代引き手数料などが掛かりますが、ウェットスーツメーカーなので修理も信頼できるので安心して長く使えます。
最後に
新品を買うと高いので、修理の方が安いのですが、シーズン中に浸水して修理に出すと一か月くらい使えなくなるので、今回は家で修理してみました。
耐久性は未知数ですが、せめて暖かい春が来るまで耐えれば良いのですが...
実際に使ってみて、3月の下旬までウェーディングして見ましたが、一度も浸水することなく使えています。
少し浮き上がって外れそうな部分もありますが、使用には十分耐えています。
そろそろ衣替えなので、来シーズンも引き続き耐久性を検証してみたいと思います。