タックルのメンテナンス
2019年(令和元年)も残すところあとわずかですね。
今年は、スタートから怒涛の10連荘でシーバスが釣れてくれて、幸先の良いスタートでした。
2019年はタックルも充実していて、欲しいロッドも残すところあと 1本となりました。
今年最後の釣行に向けて、タックルのメンテナンスを行いました。
18ステラ 4000XG分解
18ステラは、過去のモデルよりもクリアランスが少なくなって、より滑らかで、防水性も高く、2シーズン使っても、全く不調になりませんでした。
14ステラ以前の機種だと、ゴロ感や、異音などが出て一年に一回位の頻度で、分解洗浄するのは、当たり前のことでした。
凄い進化です。何度かウェーディング中に水没もしているのですが、中を開けても綺麗なままでした。
ステラの構造
Xプロテクト
やはり、Xプロテクトは優秀ですね。
綺麗に洗浄し、グリスアップです。
ベアリングも中に、DG06グリスを入れて組み上げます。
最近のシマノのスピニングリールの分解で、要注意なのはローラークラッチです。
特殊撥水加工が施されていますので油分は厳禁です。
シルバーのローターカラーの裏面も、撥水加工されています。
指で触るのも厳禁なので、取り扱いには要注意です。
また、メーカー交換品なので、個人で注文できません。
過去のモデルと異なり、低摩擦ローラークラッチは、すごく小型化されています。
自信がない方は、ローラークラッチを外さない方が良いと思います。
ローラークラッチを外さなくても、ボディを開くことが出来ますので...
低摩擦ローラークラッチは外すと、ローラーが落下しやすく、バネも、ローラーもすごく小さくくみ上げるのに一苦労です。
組み立て方を間違うと、逆転しかできないリールになります。
コツを掴めば組み立てできますが、慣れるまでヘッドライトとピンセットを使って 1時間近く苦戦しました。
組み立てるのも精密なので、一度でセッティングが出せました。
14ステラだと、何回もギアの当たりや、クリアランス調整、ローターの芯出し等が必要で、何度もボディを開け、組み直すのが面倒でした。
ベールアームにDG01(ACE-0)グリス、ラインローラーに DG18 特殊撥水グリスを塗って組み上げれば完成です。
長年ステラと付き合ってきましたがすごく精密で、良くここまで設計して、製造したなと思います。
実際部品点数は減っているので、分解作業も楽になりましたが、余分なパーツをなくしながらクリアランスの少ない精密さを実現しているのが感動しました。
ちなみに、うちの18ステラ 4000XGは、ハンドルを夢屋の55mmに替えて、花梨ノブを取り付けています。
付属していた純正 57mmノブには、ウォーターランドのカーボンノブに変更してショアジギ用に使ってます。
C5000XGを買わなかったのは、アルミのラウンドノブが冬場だと冷たいのが理由です。
(どうせノブは交換するので...)
ワールドシャウラ コルクグリップ修復
今年一番酷使したであろう、ワールドシャウラ2831R-2 のコルクグリップを修復しました。
写真のジャストエースのコルクパテは、過去に使ったことがあるのですが、乾燥すると真っ白になって補修跡が目立つのと、水濡れで剥がれやすい気がします。
コルクパテとして使用するのは、ダイソーの『穴埋めウッドパテ』
穴埋めウッドパテは、以下の4種類が発売されています。
- ホワイト
- ナチュラル
- ジャックウッド
- ダークウォールナット
まず最初に、シンナーをキッチンペーパーに浸み込ませ、手垢で黒ずんだ部分を取り除きます。
次に、マスキングテープでグリップ部分を隠してパテが付かないようにします。
自分の場合、ダイソーのウッドパテは、ナチュラルと、ジャックウッドを 1:1くらいで練り合わして使用しています。この時に、木目のようにムラが出るように混ぜ合わせても良いかと思います。
サランラップ等の上で、付属のヘラを使って混ぜ合わせ、指でコルクグリップの傷が隠れるように塗り込みます。
乾燥後、サンドペーパーの 400番位で余分な部分を落とし...
仕上げに、シンナーで軽く拭き取れば綺麗になります。
後は、マスキングテープを剥がして完成です。
ダイソーのウッドパテは、水濡れにも強く、シマノが組立時に使っているパテよりも長持ちする感じがします。
穴埋めウッドパテは、開封後数ヶ月で硬化して使えなくなるので、使用する際に新しい物を購入しています。
これで今年一年間、お世話になった道具の手入れは完了です。
組み立てた 18ステラを連れ出して、今年の釣り納めに出発しましたが、残念ながらシーバスの反応はありませんでした。
このBlogを始めて 5か月になりました。たくさんの方に見に来てもらいありがたく感じております。
皆さんも、よいお年をお迎えください。