SONY サイバーショット RX100M7
自分が使っている釣りカメラは、SONY サイバーショット『RX100シリーズ』
今回、新たに発売された『DSC-RX100M7』(RX100 Mark VII)に買い替えました。
あと一月たらずで、消費税が増税されることですしね。
スペック
RX100M7で新たに搭載された機能
- 新型 1インチ 2,010万画素 積層型Exmor RS CMOSセンサー
- 新型画像処理エンジンBIONZ X
- 24-200mm F2.8-4.5 ズームレンズ
(RX100M6 と同じ) - 0.02秒の超高速AF
(RX100M6 は 0.03秒) - AF/AE追従 20コマ/秒 撮影 (RX100M6 は 24コマ/秒)
ブラックアウトフリー - シングルバーストシューティング
AF/AE固定で90コマ/秒の超高速で、7枚を撮影 - 動静止画対応リアルタイムトラッキング & リアルタイム瞳AF
- 動物瞳AF 静止画のみ
- インターバル撮影
- マイク入力端子
- 動画 4K 30p 100M/HD 60p 50M
8/30に発売された最新機種です。
RX100シリーズには、防水機能はありませんが 1インチセンサー搭載のコンパクトカメラで画質が綺麗で高機能なので、このシリーズを使い続けています。
自分の周りには、単焦点レンズのリコーDRシリーズを使っている人が多いですが...
歴代の釣りカメラ
2013年夏発売の RX100M2 から使い始めて6年になりました。
- RX100M2 マルチインターフェースシュー搭載
- RX100M4 PlayMemories Camera App対応、EVF
- RX100M6 シリーズ最初の 24-200mm
と偶数番手を買い替えながら使ってきました。
初めて買った、RX100M2は 28mm-100mm(F1.8-F4.9)レンズで使い勝手の良いズーム範囲で、ボケ感もきれいに撮れ、マルチインターフェースシューで拡張性もあって、大変気に入っていました。
RX100M4では、24mm-70mm(F1.8-F2.8)の非常に明るいレンズで、テレ端は少し物足りないけど使い勝手の良い機種でした。
電子シャッターも搭載され、試し撮りして見ました。
M3から搭載されたポップアップEVFが、更に綺麗になりました。
設定で、EVFを閉じても電源が切れなくなるなど使い勝手が向上しました。
EVFが搭載されたことで、夜間撮影でのフレーミングがしやすく、ナイトゲームでの撮影がブレにくくなりました。
当時は、PlayMemories Camera App のアプリで、タイムラプスや、露出合成、星空などの機能を別途購入して、インストールすれば機能拡張できたのですが...
(結構な数のアプリを買っていたので、すべて無駄になりました。)
RX100M6は、24mm-200mm(F2.8-F4.5)の望遠ズームレンズで、遠くの被写体を引き寄せて撮る事が可能になりました。
ワイド端 F1.8のレンズからF2.8に約2段ほど上がったので、ボケ感は弱くなりましたが、遠くの風景を手繰り寄せれるので、使い勝手は良くなりました。
ただ、PlayMemories Camera App のアプリが使えなくなり、海の景色を撮る事も多いのでタイムラプス好きの自分には残念でなりませんでした。
RX100M7 買い替えた理由
インターバル撮影
新登場の「DSC-RX100M7」はインターバル撮影(タイムラプス編集はスマホやPC用ソフトで動画に変換)が出来るようになりました。
風景の撮影が多い自分にはうれしい機能です。
高速AF
RX100M6のAF性能(0.03秒)に不満はありませんでしたが、RX100M7では更に 0.02秒と早くなっています。
強化されたコントラスト検出AF枠も、RX100M6の25点から、425点になり、検出精度を大幅に向上したとの事なので、ナイトゲームでの暗闇の撮影で、ピントが合わせやすくなったのではないでしょうか。(まだ魚を釣ってないので試してません)
瞳AF(動物対応)
家には、三匹の猫と一匹の犬が居ますので、動物対応の瞳AF(静止画のみだけど)も捨てがたい。
釣りあげたシーバスの瞳にもピントが合えば良いのですが...
RX100M6でも、アップデートで動物瞳AFに対応してくれたら、今回は買い替えしなかったのかも知れませんが...
2019/9/24 追記
α9でリアルタイム瞳AFの動物対応
動物に対応したリアルタイム瞳AFとトラッキング機能の併用が可能になりました。
SONYさん RX100M7も是非ともアップデートお願いします。
連射機能
RX100M6は、24fpsでしたが、RX100M7では、ブラックアウトフリーAF追従20fpsになりました。4コマ少ないですが、ブラックアウトフリーでAF追従は動物の撮影には必須ですね。(特に猫より動き回る犬ですが...)
最初の1枚目のみ、確認の為ブラックアウトします。(設定で解除可能)
また、静止画、動画ともにリアルタイムトラッキング機能が搭載されました。
新型センサー
今回、1型CMOSセンサーも刷新され、カラーフィルターも新型になっています。
RX100M4までは特に感じなかったのですが、RX100M6(M5以降)のセンサーの影響なのかは分かりませんが、ナイトゲームで魚を撮影すると白飛びのような状態になり、露出を下げないと、魚が綺麗に取れないのが、不満だったので、買い替えを決断した理由の一つです。
夕方、野生の猫を 200mmの瞳AFで撮ってみました。
AFが速くて、瞳に綺麗にピントが合います。
動画機能
動画機能は大幅にUpされ、念願の 4K動画の撮影時間 5分(熱対策)も解除できるようになりました。
また、2019/2の日欧EPA発行に伴い、デジタルカメラでは、30分未満しか録画(関税対策)出来なかった制限が撤廃されました。(SONY α6400以降の機種から対応)
4K時の手ブレ補正が強化されました。
RX100M6は、4K撮影時には手振れ補正がスタンダードしか選択できませんでしたが、RX100M7はアクティブが選択可能になりました。
(インテリジェントアクティブは4Kでは選択不可です。)
近々、結婚式があるので、マイクを購入して動画を撮りたいと思っています。
ということで、今回は、シューティンググリップキット「DSC-RX100M7G」を購入しました。
シューティンググリップキット
- RX100M7 本体
- VCT-SGR1 シューティンググリップ
- 専用ブラケット
- NP-BX1 バッテリー
シューティンググリップキットには、動画撮影用のマイクや、照明用ライトも付けられる専用のブラケットが付いてきます。
(ブラケットのシューは、マルチインターフェースシューではありません。)
また、予備の電池 NP-BX1 も同梱されています。
※ すでに、シューティンググリップ「VCT-SGR1」をお持ちの方は、このブラケット、SONYのサービスパーツで取り寄せが出来るそうです。[価格 2,300円 + 税額]
こちらでも購入できます。
RX100M7のグリップ
ほとんどの方が、純正オプションの『AG-R2 アタッチメントグリップ』を使用していると思います。
自分は、ナイトゲームの釣りも多いことから、夜間でのホールド性を重視して、
RX100M4の頃から、オリエンタルホビーさんで取り扱っている。
『KOGEN ズームグリップ』を装着しています。
このグリップ、使い勝手はとても良いのですが、スライドさせている内に、カメラのボディに擦り傷が入るんです。
自分は、車用の両面テープ(少し厚め)に替え、傷防止用に裏面に、薄いテープを貼って使用しています。
RX100M7の不満点
不満点は、NDフィルターが非搭載(M6, M7)な事、M4(M5Aまで)には、NDフィルター(3段)が搭載されていたので、川や、海で水の流れをスローシャッターで撮影出来ていただけに、とても残念です。
日中の動画撮影でもNDフィルターは必須なので、カッコ悪くなるけど、別売りのフィルターアダプターを購入しました。
釣りでの装備
フローティングベスト装着
フローティングベストに、ENGAGEMENT製のRX100シリーズ用のカメラケースを取り付けて釣行しています。
RX100M4まで使っていた The NORTHFACE × SONYのコラボケースは、
RX100M6で厚みが 1.8mm増えたので使えなくなってしまいました。
お気に入りだったんだけどなぁ...
落下防止用に、シマノ ランヤードα ライト RP-202P にカラビナで止めてます。
ただ、フローティングベストのベルトに、ベルトループをスナップボタン(ホック)で止めているので、外れやすく落下しないかと心配です。
そんな時は、いつもの『モンベル テープクリップ20mm』を使用してスナップボタン上側を挟んで固定します。
降雨時の対処
雨が降ったり、波を被ったりするシチュエーションでは、防水性能が無いので、モンベル アクアペル スタッフバッグ0.5Lにシリカゲルを入れてフローティングベストの背中のポケットに避難させてます。
大雨や、ディープウェーディングなどの場合は、スマホが、防水、耐衝撃、耐海水の 京セラ TORQUE ですので、こちらで撮影しています。
ソニーストアならではの保証
ソニーストアにIDを登録して注文すると、3年ワイド保障が無料になります。
ワイド保障は、故障、破損、水ぬれ、火災、水害、落雷が保障対応となります。
自分も、ウェーディング中に水没させたり、不意の落下でズームが出なくなるほどの破損をして、無償で修理してもらいました。
釣りカメラとして使うには、ワイド保障は必須だと思います。
長く使いたい方には、有償で5年ワイド保障もあります。
最後に
M6が出たとき、これ以上の進化はないだろうと思いましたが、わずか1年で更なる進化をした七代目『DSC-RX100M7』です。
RX100シリーズは人気機種なので、ステラと同じようにリセールバリューが高いのも、非常に助かっています。
コンパクトボディ(101.6×58.1×42.8mm)に、24-200mmの望遠ズームレンズが搭載され、“α9”並みのAF性能と色表現、時間を気にせず動画も撮影出来て、釣りや、旅のお供に最強のコンパクト・デジタルカメラですね。
小さいお子さんがいるご家庭には、お遊戯会や運動会に活躍しそうなスペックになりました。