PITBULL G5 インプレッション
病院を退院して、今はリハビリ中でまだ釣りには行ってないのですが、近場でキャスティングなどの練習には行ってます。
今年3月に発売された新製品のシンキングPEライン『ピットブルG5』を買ってみました。
高比重フッ素繊維を芯線にし、外周部を東洋紡のIZANAS製のPEラインで編み込んだ高比重PEラインになります。
ソルト用途でも使用できるように、0.6~2.0号までラインナップされています。
スペック
ラインナップ
- 0.6号
10.6LB(4.8kg)比重1.30 - 0.8号
13.7LB(6.2kg)比重1.33 - 1.0号
16.7LB(7.6kg)比重1.34 - 1.2号
22.8LB(10.4kg)比重1.30 - 1.5号
25.8LB(11.7kg)比重1.35 - 2.0号
30.6LB(13.9kg)比重1.28
カラー
- スティールグレイ
- ハイビズオレンジ
巻き量
- 100m
- 150m
スペックを見てみると、従来のシンキングPE(セフィアG5、炎月G5)とは設計が異なり、号数別に高比重フッ素繊維の芯線を太くしている為に 1.5号や2.0号でも 1.3程度の比重をキープしています。
メリット
強風時でも風にあおられにくくラインスラックが出にくい。
比重がエステルライン並みの 1.3程度になるので、ルアーまでのラインが浮き上がらずルアーの深度までまっすぐな状態になるのでルアーの泳ぎを妨げません。
(編糸なので空気を含みやすく、設定された比重より軽めの浮力になります。)
デメリット
シンキングPEは、5本拠りなので4本拠りPEに比べ、 ポリエチレン原糸1本あたりの体積が少なくなるため、強度は通常のPEラインと比べ 80%ほど弱くなります。
シマノのタナトル4(1.5号)と比較した場合 5.9LB(2.7kg)ほど強度が弱いです。
気になる方はワンサイズ太目のラインを使用すると良いでしょう。
ベイトリールで使用する場合は、比重0.98のPEラインに比べ比重1.35の PE1.5-150m巻くと 3gほどスプール重量が重くなります。
スピニングリールで使用する場合は、スプールの重量は飛距離に影響がないのでデメリットは無いのですが...
後、最大で150mまでしかラインナップが無いことでしょうか、せめて200m巻きが欲しい所です。
最後に
最近話題のシンキングPEですが、2005年頃に DUELからクラレのベクトラン原糸を使用した X-DRIVE という比重1.3程度のシンキングラインを磯釣りで使用していました。
とても強度が弱く、強度にムラがあり魚とのやり取りでラインブレークしたり、何度も痛い目にあいました。
それから16年経過して、その間も色んなシンキングPEを使用してきましたが、やっと使えそうなPEラインが発売になりました。
これからもシンキングPEを使い続けてみようと思ってます。