ロングビルミノーの紹介
久しぶりに シマノからロングビルミノーが発売になりました。
上から
- オシアミノーベイスペシャル 95SMD(廃盤)
コアマンの泉さんが 8の字メソッドで使用していたルアーです。 - EXSENCE BaySpecial 86MD-S AR-C(廃盤)
オシアベイスペシャルの後継 AR-C搭載モデル - EXSENCE DD Assassin 123F AR-C(廃盤)
使い勝手の良いロングビルミノーでしたが惜しくも廃盤
2021年に コルトスナイパー ロックディープ 120S AR-C として復刻
- EXSENCE Dive Assassin 99S FLASH BOOST
久々のロングビルミノーの復活
このロングビルミノーは シーバスフィッシングにおいて不人気なのか、製品の販売サイクルが短いような気がしていて、DDアサシンの廃盤時には買い占めに走った事が懐かしく思い出されます。
ダイブアサシン99F と ワールドダイバー99SPの違い
シマノからロングビルミノーが、シーバスカテゴリーのEXSENCE と バスカテゴリーのBantamブランドから発売になりました。見る限り同じボディで作成されていますね。
今回は、2つのルアーを比べてみました。
スペック
ここでダイブアサシンと、ワールドダイバーのスペックを見て見ます。
EXSENCE ダイブアサシン 99F フラッシュブースト
- 品番:ダイブアサシン
99F:XM-D99U
99S:XM-E99U - タイプ:
99F:フローティング
99S:シンキング - 全長: 99mm
- 重量:
99F:16g
99S:19g - 飛距離:
99F:56m
99S:60m - 沈降速度:
99F:--
99S:42cm/秒 - スイムフォーム角度:
99F:20°
99S:15° - 本体価格: 2,100円
Bantam ワールドダイバー99SPフラッシュブースト
- 品番:ZQ-B99U
- タイプ: サスペンド
- 重量: 16g
- 本体価格: 2,100円
ダイブアサシン99Fとワールドダイバー99SPは、同じボディで重さも同じ、淡水ではサスペンド、海水ではフローティングになると予想できます。
フック交換
そこでワールドダイバー99SPを海水対応にする為、フックを交換してみます。
ワールドダイバー99SPに標準で取り付けてある #5フック2個の重量は 1.16gで STX-45 #5の重量は 2個で 1.24g でした。その差は STX-45が 0.08g 重くなっています。
上がフック交換前(16.74g)、下がフック交換後の重量(16.69g)になります。
フック単体で 0.08gの差がありましたが、ワールドダイバー99SPは、バス用ルアーに多く見られるアイにスプリットリングが装着されていたので、スプリットリングを取り外した重さだと上記のようにソルト仕様の方が0.05gと若干軽めになりました。
ワールドダイバー99SPとダイブアサシン99Fの違い
ダイブアサシン99Fは 16.19g ワールドダイバー99SPは 16.69g(フック交換後)となりましたが、塗装の違いでも重量差は変わってくるので大きな差は有りませんでした。
気になったので、ワールドダイバー99SPの他のカラーはフック交換後の重量が、16.35gだったのでカラー違いで重量差が 0.5g弱程度の誤差が発生すると思われます。
実際海でテストしていてもスイム姿勢などに違いは有りませんので、好みのカラーの違いで、EXSENCE ダイブアサシンF か、Bantam ワールドダイバーをチョイスすると良いかと思います。
よく使用するダイビングミノー
ダイワ ショアラインシャイナーZ セットアッパー
近年ショアから大人気のダイビングミノーですね。
DDアサシンが廃盤になった後から発売されています。
97mmから145mmまでの豊富なバリエーションと圧倒的な飛距離がでるロングビルミノーでショアからシーバスや青物に抜群の釣果をたたき出していますね。
自分としては 2フック仕様の方が好みですが...
過去には ショアラインシャイナーMM13F(村越Max)もありましたね。
シマノのDDアサシン120Fの方が飛距離は少し劣り、潜行深度は DDアサシンの方が深いレンジになります。
MegaBass SALTY SHADING-X
残念ながら、ソルト用の『SALTY SHADING-X』は廃盤になってしまいましたが、同時並行で開発されたバス用の『SHADING-X』は健在です。
小場所や港湾の際や桟橋などに潜んでいるシーバスを誘い出すのに使用しています。
結構狭い場所を打っていたので、リップを破損させてかなりの数をロストさせてしまいました。
MegaBass ONETEN R シリーズ
ロングビルミノーカテゴリーではないですが、システムジャークベイトにカテゴライズされる ONETEN Rシリーズ
- ONETEN R
深度 1~1.5m - ONETEN R+1
深度 1.5~2m - ONETEN R+2
深度 2~2.5m - ONETEN R+3
深度 Max 4m
スリムなミノーライクのボディによく飛ぶ飛距離とタイトローリング主体のナチュラルなアクションでシーバスにも良く効くアクションに設計されています。
R+3に至っては 最大潜行深度4mでジャーキングアクションが出来るのでイレギュラーアクションが出来る世界で唯一無二なジャークベイトになっています。
JACKALL DOWZ VIDO 90SP
ここ数年愛用しているロングビルミノーです。
ロール主体でハイピッチな泳ぎと、ジャークアクションがが優秀で魚を誘い出してくれます。
大きさもシーバスに最適な 90mmサイズで、フックも がまかつ RM-M #7採用なのでソルトゲームにもフック交換無しで対応できます。
小型サイズ(70)のスピンビドーもあるので、サイズに合わせて使い分けが可能です。
考察...
シーバスゲームでは、意外と不人気なロングビルミノーですが、魚を引き出す能力に長けていて、先日のボートゲームでもシーバスの追尾率が一番長けていたのは ロングビルミノーでした。
未熟でフッキングまでは至らなかったけど、他のルアーにない魚を引き出す能力が高いルアーだと思います。
干満差の多い瀬戸内海では、堤防も高い所が多いのでロングビルミノーの足元まで引いてこれる性能は無くてはならないアイテムとなっています。
ロングビルミノーは製品によって、ジャーキングアクションの得意不得意があるので、好みの潜行深度とアクションを見つけだすのも楽しいです。