Spider's Fishing Blog

愛媛在住シーバスアングラーのブログです。

18アンタレスDCMD 更なる飛距離を

18アンタレスDCMD DCユニットチューニング

はっきり言います。「18アンタレスDCMDは飛ばない」です。

Google検索でたまに上記キーワードで検索されて、当ブログに来られる方がいらっしゃいます。
 

18アンタレスDCMDを2年使って来て、剛竿17114R[DCシステマチックスペシャル]を使ってのフルキャストが最高に気持ちいいはずだったのですが... 

 

いかんせん、Pモード #1でのフルキャストでも、追い風であっても、フルキャストしてスプール回転が速くなればなるほど、キャスト中盤でDCブレーキが断続的に介入して飛距離が落ちるジレンマがありました。

XBモード #1もルアーによりますが、PE使用時の飛距離は Pモードよりも伸びません。

 

 

アンタレスDCMD スペック

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  • 品番: MD XG RIGHT
  • ギア比: 7.8
  • 最大ドラグ力: 6.0kg (開封時実測 4.8kg)
  • 自重: 235g
  • スプール寸法: 38/22mm (径/幅)
  • ナイロン糸巻量: 12-165、14-145、16-120、20-100 (lb-m)
  • PE糸巻量: 3-130、4-100、5-80 (号-m)
        2-230、3-160 (実巻量)
  • 最大巻上長: 93cm/ハンドル1回転
  • ハンドル長: 45mm
  • ベアリング数: 10/1 (BB/ローラー)
  • 本体価格: 76,000円
  • ブレーキ: DC制御(電磁石)

もっと飛距離を

ただただ、もっと飛距離が欲しい! 最後のもう一伸びが欲しい!
暖かくなってきて、ハイシーズンを前に飛距離を求める欲求が更に高まりました。

まぁ、過去に使っていた 12エクスセンスDCや、15メタDCに比べれば、圧倒的な飛距離は出ているのですが...

 

12アンタレスを、第三世代 SVSインフィニティに置き換えたい衝動(改造マニアなもので)もあったのですが...(部品表までは作成しました。)

来年100周年を迎えるシマノから、アナログブレーキのベイトリール(アンタレスMD?)が出そうな予感がして、躊躇していました(笑)

そこで今回、12アンタレスを中古で買おうと思っていた予算で、アンタレスDCMDの改造を決意しました。

 

ブレーキユニット入替

18アンタレスDCMDには、兄弟機として 16アンタレスDC、17EXSENCE DCがあります。

16アンタレスDCのブレーキユニット交換は、YouTuberの方も交換している動画を観て参考にしました。

やはり、PEをメインで使うなら、17EXSENCE DCのユニットが最適だろうと思い考察してみました。

 

17EXSENCE DCを買わなかった理由

2017に発売された当時、『17EXSENCE DC』ですが、土手付きナロースプールが嫌いなのと、マットブラックのボディが嫌いだったので、購買意欲がそそられず...
(2017年当時は、14カルコン200を使ってました。)

また、12EXSENCE DCの件があって、細糸PE対応ベイトリールは信じることが出来なかった事と、何度も高切れしてルアーをロストした経験から、PE2.0以下は使いたくなかったのが理由でした。

そして翌年発売の 18アンタレスDCMDを購入しました。
当初は、DCMDの飛距離に、とても満足していたのですが、使いこなしてフルキャストすればするほど、その飛距離では満足出来なくなってしまいました。

PE1.5号以下を使うのであれば 17EXSENCE DCも有りだと思います。
開発では、PE1.2でテストしていたそうです。

 

17EXSENCE DCとの比較
  • スプール径
    アンタレスDCMD: 38mm
    エクスセンスDC: 37mm
  • スプール幅
    アンタレスDCMD: 22mm
    エクスセンスDC: 19mm (左右に 1.5mm位の土手あり...)
  • スプール重量
    アンタレスDCMD: 18.9g
    エクスセンスDC: 18.8g

これらの様に、スプールの差はほとんどありません。
でも、DCMDは糸巻き量が多いので、PEをパンパンまで巻くと 30.3gになります。

 

ブレーキユニットの違い

ブレーキユニットの違いと言えば、16アンタレスDCはナイロンラインで最適なプログラムを搭載し、17エクスセンスDCは PEラインに最適なプログラムが搭載されています。

エクスセンスDCユニットのPモードは、バックラッシュの制御が、16アンタレスDC比で 10倍
これはバックラッシュ発生時から糸噛みによるスプール停止まの時間が、モノフィラメントの 1/10以下の時間で発生するとの事です。

自分はPEライン主体で使うので、17エクスセンスDCユニットが最適なブレーキユニットだと確信しました。

 

今思えば、アンタレスDCMDユニットの制御は、何かに特化しているわけでは無く、どんなラインでも、どんなルアーでも、誰が投げても使える様に、デチューンしたのでは無いかと思ってます。

だから、初心者を含め多くの人が購入して、そこそこに評価されている理由だと思います。

 

改造に必要な部品

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  1. 03735-0092: B受ケ基盤組 15,800円

  2. 03735-0028: スプール軸当タリ(B) 100円
  3. 03735-0094: ベアリングシール 150円
  4. 03735-0095: ボールベアリング(3×10×4 SARB) 1,250円
  5. 03735-0096: ベアリング抜ケ止メ 100円
  6. 03735-0097: Oリング 150円
  7. 03735-0098: メカニカルブレーキノブ 650円

右巻き用の部品です。

ベアリングや、メカニカルブレーキ等の部品を流用するなら【03735-0092: B受ケ基盤組】のみで構いませんが...
DCユニットを使い分けするのなら、上記の部品全てが必要になります。

ベアリングは純正にしました。他社の高回転用を買っても飛距離は変わりません。

合計で 20,020円(税込)になりました。
マジ、SLX DC買っておつりがくる値段です(泣)...

 

内部ブレーキモードダイヤル

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  • 12アンタレスDC
    F → P → NM → X (エクストリームロングキャスト)
  • 17エクスセンスDC
    F → N → PXP (PE遠投)
  • 18アンタレスDCMD
    XB (エクストリームビッグベイト) → F → NM → P

機種によってモードダイヤルの配置と表記が違う(ナイロン)のが困りますね。
ちなみに NMは、ナイロンモノフィラメントの略です。

お陰で、ナイトゲーム時に間違ってフロロモードになってたりします。

 

飛距離テスト

そこでアンタレスDCMDに、エクスセンスDCユニットを入れて、飛距離テストを検証してみました。 

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タックル
  • ロッド: ワールドシャウラ 17114R-2
  • リール: アンタレスDCMD XG
  • ライン: シマノ タナトル4 #2.0-200 + 下巻PE2-30m 
  • リーダー: フロロ 40lb
  • リンキングパーツ: BOUZ RING 130lb
  • 気象: 晴 南風 2~3m(横風)
  • 測定方法: 糸ふけを取って ICデプスチェッカーで計測
8号シンカーでの飛距離

アンタレスDCMDだと、8号シンカー(実測 26.5g)で 100mオーバーがどうしても出来なかったのに...

エクスセンスDCユニットを使えば 100m(外部2)を超える事ができました。
過去に計測した、2953R-3 の記録も超えました。

エクスセンスDCユニットを組み立てた嬉しさのあまりに、夜間のキャストでブレーキモードPのつもりが、Fを設定し、力が入りすぎたのか高切れしてしまいました。

 

ルアー15gでの比較

軽く肩慣らしで、サイレントアサシン 99SP(15g)を投げてこんな感じ

  • アンタレスDCMDユニットP3 40.3m, 38.5m, 41.8m 三投平均 40.2m
  • エクスセンスDCユニットP3 50.1m, 51.8m, 47.5m 三投平均 49.8m

想像通り飛距離が伸びました。
17114Rだと硬すぎなので、1832Rが届いたらもう一度テストしようと思います。

  

メタルジグ40gでの比較

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メタルジグ 40gでは、この差になりました。

  • アンタレスDCMDユニットP1 96.8m, 101.2, 94.3 三投平均 97.4m
  • エクスセンスDCユニットP2 99.1m 104.3m 111.5m 三投平均 104.9m

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DCMDユニットで、回転投法で全力キャストして届く距離に、エクスセンスDCユニットだと振りかぶってロッドを曲げる様に投げるだけで楽に超えていきます。

堤防等で、全力で回転投法はできませんから...
(おじさんなので、体力的に自信が無いし、なにより恥ずかしいです...)

 

ワールドシャウラ 1785RSでテスト

ココまでテストしてきて、ふと試して見たくなりました。

Newワールドシャウラ最強の剛竿 1785RS-2
(ノーマルのトリガで使うのは久しぶりです。)

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メタルジグ40gをセットして投げてみます。

 

風が強かったので、XPモード#2にして追い風方向にキャスト
カラー確認で 120m位ラインが出ました。
調子に乗ってXPモード #1ではラインが浮き飛距離は出ず。
明らかに追い風時でも、DCMDの基盤と違って体感できるほどの制御が入らないです。

1785Rは、ワールドシャウラ 2953R-3 並みのグリップ長(370mm)なので、左手の引手が上手く使え、スイングスピードを出しやすいし、レギュラースローテーパーのお陰でロッドの曲がり半径が緩やかなのも投げやすかったですね。

今度、風の弱い日にテストしてみたいと思います。

 

テストを振り返って

やはり、おなじPモードでも、エクスセンスDCの方が制御が弱くて繊細。

XPモードにしても、結構シビアだけど投げられるレベル。
(時にはサミングが必須ですが...)

 

1oz以上のオモリ(ルアー)で、100mを超えるキャストをする場合、スイングスピードはかなり速くなるので、PE2号程度のラインだとトラブル時に高切れする場合もあるので、周りの状況には十分に注意してくださいね。

 

最後に

ついに、おかっぱり最強のベイトキャスティングリールの完成です。
初春のサワラゲームで、あと10mが届かなかった悔しさから解放されそうです。

 

18アンタレスDCMDユニットだと Pモード #1~3位でソルトでのキャスティングのほぼ全てをカバーしてました。

17エクスセンスDCユニットに替えると Pモード #1~5位の幅が広がり使えるレンジが2段階ほど広がる様になりました。

追い風時にはXPモードの8段階も使えるので 13段位のレンジが使える事になります。

 

後日、4mの向かい風で投げてみましたが、Pモード3の設定で、糸浮きもなく飛距離も十分に出て、エクスセンスDCユニットは優秀だと感じました。
(感覚だとスピニングより飛んでいるのではないかと思います。)

 

これからの春から夏にかけて、青物も接岸して来るので、ソルトのおかっぱりで使う限り飛距離は武器になると思います。

ハイシーズンでの遠投主体のゲームは『エクスセンスDCユニット』、晩秋のビッグベイトを使ってのゲームでは『アンタレスDCMDユニット』と使い分けしようと思ってます。

 

  

今回のテストで使ったロッドのインプレです。