19 Antares HG
今年のフィッシングショーでの目玉商品となった 19アンタレス
発売初日から使ってますが、シーバスフィッシングにおいて最強のリールだと思います。(淡水仕様ですが)
スペック
- 品番: HG RIGHT
- ギア比: 7.4:1
- 最大ドラグ力: 5.0kg (エキサイティングドラグサウンド)
- 自重: 220g
- スプール寸法: 34/19mm MGLスプール3
- スプール重量: 13.4g
PE1.5-160m: 18.6g (DCMD 空スプール(18.9g)よりも軽い) - ナイロン糸巻量(LB): 12-100m、14-90m、16-80m、20-65m
- PE糸巻量(号): 1-240m、1.5-160m、2.0-120m
- 最大巻上長: 79cm/回転
- ハンドル長: 42mm(84mm)
- ベアリング数: 10/1
- 本体価格: 58,000円 → 60,900円(税別 2022年改訂)
検討したベイトキャスティングリール
近年、タックルの入れ替えをしていて、軽いものから中くらいのルアーを投げられるベイトキャスティング・リールを探してました。
他に 18アンタレスDCMD XG も所有してますが、スプールに重い磁石の入っているDCブレーキリールでは 軽いルアーが投げられません。
ですので、DCブレーキリールは候補から外してます。
16メタニウムMGL
シマノで、ベストなリールといえば、16メタニウムMGLだと思いますが、やや艶のないシルバーカラーのあの色が嫌いでした。(使用されている方、ごめんなさい。)
重量が 175gと軽いのは捨てがたいですね。
また、15メタニウムDCも一時所有してましたが、16メタニウムMGLが発売された後、ボディが変更(16メタと共用)になって、SNS上で話題になってましたね。
2020/1/15 追記
2020年に メタニウムがモデルチェンジされます。
19アンタレスを彷彿させるスペックで、重量も 175gと45gも軽いスペックです。
MGLスプール3 搭載なのですが、シャフトの長さが異なる為、19アンタレスとの互換はありません。
夢屋の浅溝スプールが出るのですが、19アンタレスには付かないそうです。
(蓋が閉まりませんでした。)
2022/3 追記
2022年 メタニウムに追加モデル シャローエディションが発売になりました。
夢屋から発売されているシャロースプールを搭載したモデルなのですが...
従来のメタニウム(175g)から、シャローエディション(165g)と 10g軽量化されていますが、スプール重量だけの軽量化だけではなく、ドライブギヤがブラス(真鍮)からジュラルミンに変更になっています。
ソルトシーンで使われる方は、ギヤの強度面が劣ることになるので注意してくださいね。
18バンタムMGL
次に、候補に挙がったのが、昨年発売された 18バンタムMGL
アルミボディで堅牢な作りで、なおかつコンパクト、重量は重めの 215g
しかし、バンタムMGLは、PEで使うにはブレーキが強めとの評判
夢屋18バンタムMGL 浅溝スプールを買うか、シマノカスタマーセンターに送って、ブレーキシューをSサイズに交換してもらうか...
どちらにしても、二度手間になるため、昨年の発売当初から躊躇してました。
昨年、シマノに電話したところ、「バンタムのブレーキシュー交換は受け付けてない」と言われたのも購入を見送った理由でしたが...(現在は、交換できます。)
2022/3 追記
バンタムもモデルチェンジしました。
35mmMGLスプール3となり、ブレーキシューも6個の150番リールになりました。
18アルデバランMGL
本命は、18アルデバランMGLでしたが、今までフィネス系のベイトリールは使ったこともなく、32mmスプールなのに XGが無いのも購入に至らない点でした。(ギヤ交換が面倒だし...)
ただ、135gと軽く、「これなら左巻きもありかなぁ」とも考え、悩みの種でした。
ただ、このレンジのウェイトだと、スピニング・タックルともろに被るので、そんなに慌てて購入しなくてもよいのかなぁと思い、後回しに...
アルデバランっておうし座のα星ですよね。アンタレスの対局にあるようなネーミングにうっとりします。
19アンタレスの発表
そんな中、今年(2019)のフィッシングショーで登場した 19アンタレスでした。
SNSでも賛否両論で、34mmスプールはアンタレスでは無いとか...
重量は 220gと 18バンタムよりも 5g重いですが、8フィート超のロッドと合わせるので、重量があってもバランスが取れるのではと考えました。
そして、自分の中では「これしかない!」と発表と同時に、なじみの釣具屋さんに予約してました。
時を同じくして 19スコーピオンMGL も発売されましたが、同じ34mm径スプールでも、25mm幅のワイドスプールだったので、PEラインで使うのであれば、あまりメリットも感じ無いだろうなと思いました。
糸巻量も、PE1.5が150mきっちり巻けるし、PEで使うなら19mm幅のナロースプールの方がメリットもありそうです。(糸噛みや、ライン痩せ等)
著名なYoutuberが「ルアーが鳥に運ばれる感覚」といった無重力な感じもよくわかります。
ナロースプールで、サミングもすごくしやすい。
スプールのブランキング(穴)も無いので、PEに浸み込んだ海水をボディ側にまき散らす心配もない。
MGLスプールの完成系といったリールですね。
特にサイドキャストで、ルアーの伸びが顕著にでます。
すげー感動です。
早春のシーズンでは、7gの程度のバチ抜けルアーから、RB55などの5g台のマイクロベイトルアーなどを使い、きちんと結果を出してくれました。
(タックルバランスは、まったく取れてませんが...)
飛距離もよく伸び、さすがアンタレスの系譜といったところ
ナイトゲームで、よく使うルアーのほぼ全てが気持ちよく投げられます。
メーカーの推奨しない、ソルトでの使用ですが、早めの水洗いと分解整備をしているせいか、5か月使用しても、きれいなメッキボディはピカピカに輝いたままです。
注意: メッキボディは、隙間に海水が入ると電蝕が起きて、腐食が始まります。
綺麗に洗いましょう。
美しい 19アンタレスだけは、カスタムしないで使ってます。
このリールで、KTFの超軽量スプールが発売になれば更に無敵になるかもしれません。
あとは、これに合うロッドを手に入れれば、自分のソルトゲームタックルが完成するのですが...
ああっ物欲が止まらない... 買ってしまいました。
19アンタレスのブレーキについて
19アンタレスですが、購入当時 SNS上でブレーキが利かないなどの投稿がよく出ていました。
自分も購入したての頃は、ブレーキシュー4個すべてOn、外部ダイヤルMaxでもバックラッシュしてました。
シマノの遠心ブレーキ(SVSインフィニティ)ではよくある現象ですが、ブレーキパイプにオイルが付着している場合、ブレーキが利かなくなります。
ブレーキパイプを綿棒や、キッチンペーパー等でふき取りましょう。
また、ココのベアリングに注油の際には、余分なオイルをふき取った方が良いです。スプール回転時に遠心力でオイルが飛び散りブレーキシューやパイプに付着すると、ブレーキが利かなくなります。
ブレーキシューも、16メタニウムMGL以降の、New SVSインフィニティ・リールとは異なり、19アンタレス専用パーツになっているので、他の機種よりブレーキ力が弱めなのかもしれません。
2020/9 追記
シマノサービスの NEW SVS∞(インフィニティ)ブレーキシュー交換 ページから 19アンタレス専用ブレーキシューの表記が無くなりました。
現在の発売中モデルは、他機種の Sサイズブレーキと同じになっているのかもしれませんね。(Web魚拓だけでも撮っておけばよかったです。)
よく使うセッティング
自分のセッティングでは、PE1.5-150m、内部ブレーキシュー 1~2個On、外部ダイヤルは状況に合わせますが、ほぼ半分くらいから、Minまでの調整でほとんどのルアーを投げてます。
内部ブレーキ少な目で、メカニカルを少し締めて調整した方が、飛距離を出しやすいです。
慣れてくれば、真っ暗な新月の夜でも、着水前にサミングできるようになりますよ。
ブレーキシューの交換について
PEラインを、NewSVSインフィニティリールで使用して、ブレーキが強すぎたり、弱すぎたりするという方は、シマノで、ブレーキシューの交換もしてくれます。
詳しくは、シマノカスタマーセンター NEW SVS∞(インフィニティ)ブレーキシュー交換 ページをご覧ください。
1年ソルトで使ってみて
2020年はコロナ禍で、春のシーズンに釣りに行けてませんでしたが、あたらしい相棒 20ワールドシャウラ1832R-2 と組み合わせて使用しています。
2020/4/29 追記
海水使用NGの19アンタレスを 分解してみたけど、海水の影響で腐食や電蝕の後は見られませんでした。
海水の侵入を防ぐために、15 カルカッタコンクエスト300改造 強化ドラグ -撥水加工- が利いているのか、シャフトを伝わっての侵入もほぼ無く ギヤも綺麗なままでした。
クローム調の本体Aパーツの裏面にも 粘度の強い DG01グリスを薄く塗っておきます。
スモールルアーで、ドラグを滑らせて使うことも多いのでギヤ類は、ドラグカスで黒くなってましたが交換するほどでは無いので、洗浄後グリスアップして組付け
下町スプール
2021/6/28 追記
19アンタレス用のライトバーサタイル・スプールが発売になったので、取り付けてみました。